
ふたりで安心して最後まで暮らすための本
作者
著:永易 至文
内容
いざというとき、パートナーシップを証明できればこんなに違う。 3つの書面でこれだけのことができる! 同性カップルが家族として一緒に暮らしていくなかで、 その人生の重要な場面でつきあたる制度の壁。 たとえばパートナーが病気になったとき、「家族」と認められずに 病状説明や治療方針が聞けない、なんてことも。 住まい、お金、医療、老後、相続……。 どうすればいいの? そんなとき、ふたりの関係性や意思を表示する法的書面が役に立つ! ゲイの行政書士が、いまある制度を使ってできる 具体的な手立てと知識を伝えます。 同性ふたりがパートナーシップをつむぎながら安心して暮らすために。 人生の伴侶との「これから」を考えたときはもちろん、 LGBTの友人へのプレゼントにも。 巻末にふたりで使える「もしもに備える伝言ノート」16ページ付。
見出し
はじめに Chapter1●ウエディングだけではない、ふたりに必要なこと 1.おたがいの情報をきちんと共有する [column]災害に備えて 2.同性ふたりのライフプランニングを考えよう 3.法的保障のための書面作成を検討する 4.公正証書の意味や効力を理解しておこう [column]同性ウエディング Chapter2●同性パートナーシップを証明する書面 1.同性間でのパートナーシップ契約書 2.法的な委任関係をつくる任意後見契約 [column]行政による同性パートナーシップ公認 3.養子縁組はいちど、専門家に相談して [column]「3」で考えるライフプランニング Chapter3●お金・不動産・保険、ライフプランニングのコツ 1.お金は3つに分けて考えよう [column]あんな貯金法、こんな貯金法 2.住宅の購入と賃貸はライフプランにあわせて 3.ふたりでの不動産購入は専門家に相談を 4.同性カップルには保険不要論もあり 5.強制加入の社会保険、保障は意外に手厚い [column]どの専門家に相談する? Chapter4●性的マイノリティが病気をするとき 1.病気はいつかするもの、という前提で 2.パートナーの締め出しは現に起こっている [column]法律や行政は、「家族」をどうとらえているか 3.緊急時に備えるカードや医療意思表示書 [column]医療者はどう考えているか [column]HIV陽性がわかった! どうする? Chapter5●老後と万一時の心の準備はしておこう 1.老後のお金と住まい、こう考えては? 2.介護は地域包括支援センターへ相談 3.親の介護は、自分たちの老後の予行演習 [column]介護事業者へ、性的マイノリティの研修を実施 4.高齢期の判断能力低下に備える 5.遺言は残る人へのメッセージ [column]エンディングノートを活用しよう 6.死後事務や、葬儀・お墓はどうする? 7.別れることになったとき この本の著者の活動 【付録】もしもに備える伝言ノート
作者経歴
著:永易 至文 1966年、愛媛県生まれ。行政書士、NPO法人パープル・ハンズ事務局長、編集者。 上京後、1988年ごろよりゲイのコミュニティ活動にかかわりはじめる。人文・教育書の出版社勤務を経て、2001年、フリーランス編集者となり、ゲイ/性的マイノリティおよびHIV陽性者の暮らしや老後について取材・執筆多数。2010年、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)取得、2013年、行政書士登録。同年、性的マイノリティの高齢期を考えるNPO法人パープル・ハンズを設立。 著書に『同性パートナー生活読本』(緑風出版)、『にじ色ライフプランニング入門』(太郎次郎社エディタス発売)など。web連載に、「虹色百話」(読売新聞yomiDr.)など。
書籍情報
発売日:2015/10/16単行本(ソフトカバー):112ページISBN-13:978-4811807850商品の寸法:20 x 15.2 x 1 cm出版社:太郎次郎社エディタス (2015/10/16)言語::日本語
出版書誌データベースより
レビュー
これまで何度も図書館で借りて読んでたけど、「この本は買う価値あるから買わないとダメだ!」と思って購入しました\\\\٩( ‘ω’ )و ////オススメ!
行政書士の永易至文@nagayasu_shibun さんが書かれた『ふたりで安心して最後まで暮らすための本』 pic.twitter.com/uORhM3AVum
— りぃな⁂ (@rii83na) April 5, 2017
ご恵投いただきました。『ふたりで安心して最後まで暮らすための本〜同性パートナーとのライフプランと法的書面』永易至文(太郎次郎社エディタス) 婚姻やシビルユニオン等の同性パートナーへの法的保証制度が存在しない日本で、(続く pic.twitter.com/rbxMvr2kgr
— 田亀源五郎 (@tagagen) October 21, 2015
その10、
永易至文『ふたりで安心して最後まで暮らすための本 同性パートナーとのライフプランと法的書面』今の日本で同性愛者が生きるにはかなり負担を強いられるというのがハッキリわかる本です。付録のノートの『万一のときに連絡してほしくない人』という記入欄があるのが衝撃でした。 pic.twitter.com/Z9JJ5q6fpu
— 丸亀戸 沙怒子 (@fukudaikoku) January 4, 2020

ふたりで安心して最後まで暮らすための本